蓮華童子の日記(第2版)

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

大黒天神法~第三座

大黒天神法を修法。

能登半島地震が発生してから3週間近くが経過しました。日を追って明らかになっていく、その甚大な被害状況に言葉を失うばかりです。

特に、地面が4mも隆起してしまい、漁港の海面だったところが陸地になってしまい、完全に使用不能になった様子をWEB等の記事で見ました。数千年に1回あるかないかの凄まじい自然現象が起きていたとの由。

改めてお見舞い申し上げます。

さて、日常の仕事においては、毎日(相変わらずですが)、海外の業界紙をチェックしています。それをサマリーして、コメントを付けたものを希望する人たちに配信しています。

「ああ、また来たよ…」と呆れられないように、何とか工夫しているところです😅

実際、そうやって粘り強くやっていたせいでしょう。だいぶ難易度の高い英文も読めるようになったような気がします。。。😭

 

「継続は力なり❗」なのだと思っているところです😊

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数々の試練に打ち勝ち、ついには国造りの大業を成し遂げられた大国主命。その大国主命と、インドの大黒天は、この日本の地において、神仏習合の神さまとして尊崇されるようになりました。

雲伝神道を提唱された慈雲尊者(1788-1805)は、この習合神たる大黒天神を「いさをしの神」と呼んで称賛されています。この神さまの人々に対する深い思いを、写真のお軸に記され、後世に伝えられました。

「いさをし」とは、辞書を引くと「勇敢で、勤勉なこと」とあります。大業成就のためには、何があっても挫けることなく、日に焼けて真っ黒になるくらい、そして、汗を流すことも厭わない――、慈雲尊者は、この神さまが教えておられる、このような心掛けの大切さを称揚されたのだと思います。

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本日の一座に限らず、被災地の思いが本尊さまに伝わるよう、そして、本尊さまに様々な願いを寄せておられる方々のことを思って、これからも精進していく所存です。

「南無摩訶迦羅大黒天神」

「南無大師遍照金剛」

合掌