蓮華童子の日記(第2版)

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

十一面法~第十四座

十一面法を修法。

関東地方も梅雨入り。蒸し暑い日が続いています。

そういえば、前回ご紹介したBさん曰く、「いつかタ〇△で同窓会が出来たらいいですよね」と。

「そうか、今どきは海外で同窓会かあ~」と思ってしまいました(笑)

すぐさま「それもいいかも」と思い直し、「その日まで頑張ろう❗」と。。😅

仕事中に、「そうか、自分は営業職やっていたんだな」と、思わず感じてしまうような言葉がポンとばかり出てくる瞬間があります。その時は全然気づかなかったけれど、「自分の中で鍛錬してもらったものがあるんだな、きっと」と、とても有り難く感じています。

アップルの創業者スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式に招かれ、大学の卒業生を前にして、今では語り草にまでなっているスピーチの中に、「connecting to dots(すべてはあらゆるものに繋がっている)」という一節があったそうです。

「一見すると、何の関係もないと思えるようなこと(無数の点(dots))も、時間が経ってある時フッと、それが思わぬものと深い関係性を持っていることに気づく瞬間があるのだ」というのです。

スティーブ・ジョブズは、大学時代の選択科目の中で学んだ造形学について、その時はある意味退屈な時間が多かったらしいのですが、「その学びが、後年アップルを創業した時、同社のロゴ(かじりかけのリンゴ)のヒントになった」と。

スティーブ・ジョブズは、生前に「禅」の教えに深く傾倒したことが知られています。禅と言えば、私は学校で「脚下照顧」という言葉を授業で習ったことがあります。この言葉などもよくよく考えていくと、「connecting to dots」に通じるような気がします。

ただ足元を照らすだけではなく、どうして足元を照らすのか、足元を照らしてどうするのか、etc、どんどん踏み込んでいくうちに、つまりは内省を深めていくうちに、「ハッとする瞬間」があり、それは日常生活のまさに足元近くにあって、ただ本人がそれに気づいていないだけ――。瞬間瞬間を疎かにしないよう、自戒の意味も込めて、スティーブ・ジョブズの言葉を脳裏にとどめているところであります。

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十一面観自在菩薩の利生とは、前にも記しましたが、私の中ではその「connecting to dots」と大いに重なるものがございます。

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「南無十一面観自在菩薩」

「南無大師遍照金剛」

合掌