蓮華童子の日記(第2版)

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

十一面法~第六座

十一面法を修法。

今月は「勉強の月」ということで、勉強しています…😅

実は昨年の今頃、再就職活動の「仕込み」をしていました。というのは、3月末の退職時まで、あろうことか(!?)ゴソゴソ仕事をしていた関係で、「ああ、一か月くらいはゆっくりしたいなあ~」と。

ところが悲しいかなーー、その間もPCを開いては、求人情報などをチェックしたりするなどして、まあ、何かしていないとダメな性格だとツクヅク思いました。。😔

因みに、その時の求人情報で多くあったのが、「当社の経済安全保障部局の増員のため募集」というものでした。

要は米中対立の影響を受け、多くのメーカでは安全貿易輸出管理に係る規制に関して、その担当部局に社内からの問合せが殺到。「現行体制ではとても対応できない!」として、組織改編に本格的に乗り出したーー、こういう背景があったようです。

今改めてしている「勉強」とは、この部分が中心になります。具体的には、ジェトロのウェビナーなどを積極的に参加してレポートを作成。或いは、海外の業界紙を翻訳/解説したものを社内向けに発信するなど、自らに課している次第です。

尤も、発信先から「何なのこれ?」「意味不明だよ!」といった「アルアルのご批判」は想定の範囲内ということで、とにかく実行。分かってくれる人は必ずいるはずだから…、こんなことを思いながら「勉強」でございます🫡

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十一面観自在菩薩は、東大寺二月堂の本尊さまです。有名な「お水取り」は、この観音さまを本尊として、二月堂にお籠りした職衆たちによって祈願される鎮護国家の修行でもあります。

往昔、天災や戦乱などは、国家が罹患する疫病のひとつとして捉えられていました。十一面観自在菩薩の利生の中に「除疫病」があるのですが、古代日本における「泰平無事」の祈りは、多くはこの観音さまを中心に行われていたと言っても過言ではないと思います。

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時代は変わりましたが、まさに喫緊の課題となった経済安全保障という分野においても、私たちは今なお、十一面観自在菩薩の大きなサポートを頂戴することが多くあるのではないでしょうか。そう、8世紀から東大寺でお祈りされてきた如く🙂

「南無十一面観自在菩薩」

「南無大師遍照金剛」

合掌