十一面法を開白。今日は東日本大震災から12年目。遭難者の御霊の増進仏果菩提を思い、心静かにお祈り致しました。
この場所で何度も記したことなのですが、当日は帰宅難民10万人の一人となりました。
週が明けてから数日後、客先での打ち合わせから戻ってきた時、オフィスのある有楽町駅前に陸前高田市の法被を着た方たち、何事か声を上げていました。
道行く人たちに自分の町の窮状を訴えておられたのです。その時の光景を(声も)、目の底、耳の底に、焼き付いています。
発災のあった2011年3月11日は金曜日でした。明けて月曜日、通勤電車は超超満員。東京駅に着くまで、もう押しつぶされそうて、東京駅でその電車から降りた時、思わず咳込んでしまうくらい、滅茶苦茶苦しかったのを覚えています。
一方、「これくらいのことなんか、被災された東北の方々に比べれば、何てことないだろ❗」と。思わず我が身を叱咤したことも、併せてよく覚えています。
「12年」と言っても、本当に昨日のことのようです。
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「まだまだ復興途上」ともお聞きしますが、この時の経験を次世代に生かしていくことも大切なことだと思って、自分自身も日日の生活を大事にしていく所存です。
「南無十一面観自在菩薩」
「南無大師遍照金剛」
合掌