蓮華童子の日記(第2版)

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

仁王経法~五大力尊御影

本日は仁経法を修行。本山より送られてきた五大力尊御影を前に、改めて一座拝みました。

3月に入り、少しずつ春の気配が漂い始めました。場所によっては、桜が満開になっているようです。実は、職場の近所にある小さな桜が満開を迎えておりまして、「いよいよだなあ~」と。

来週は、職場の関係者に諸々説明する行事が連続してあり、そのスケジュールに向けてどうするか、諸々考え始めているところです。

未知の事象に対して、人は何かと不安をもつのが普通だと思います。一方、そこをどうやって対応するかを考える過程で、その人は鍛えられていくのも事実だと思います。

今読んでいる本において、「量子物理学の世界では『ゼロ・ポイント・フィールド』という概念が提唱されており、その場所は、人類が神・仏・天と呼んできた『大いなる存在』がいます場所なのだ」との由。

さらに「この場所は、量子真空の揺らぎによって、今から138億年前に宇宙が誕生した時からのすべての記憶を蔵している」とありましたので、その本を読み進めながら、アカシックレコード虚空蔵菩薩を反射的に連想していました。

他にも、華厳経における「一即多・多即一」の思想との共通性にも言及されていた箇所があったのですが、さらに読み進めるうちに、「それって『重重帝網名即身』だよね」って…💦

ともあれ、以前から感じていたのですが、大乗仏教の哲学は、量子物理学の研究が進めば進むほど、どんどん露わになってくる感があるのは事実です。

今から1500年前の法匠らが、まったく違うアプローチではありますが、「気づいていた」ということなのだと、改めて驚きとともに、深く深く思っております。

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ご祈祷の過程とは、そのゼロ・ポイント・フィールドに「正しくアクセスする技法」であり、それによって「大いなる気づき」に至る作業―――、こんな風に受け止めました。

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「南無遍照金剛」

「南無聖宝尊師」

「南無神変大菩薩

合掌