蓮華童子の日記(第2版)

真言秘密行法の修法@自坊を中心にアップして参ります。

明治神宮参拝~令和五年三月二十一日(火)

本日は明治神宮にお参りしました。例年、初詣を兼ねてお参りしていたのですが、去年もそうでしたが、少し時期をずらしての参拝でした。

私の場合、この明治神宮はまさに「まほろば」なのであります。身も心もリフレッシュするからという理由に止まりません。今回もそうでしたが、心中にて思い悩んでいることへの「アドバイス」を頂戴する、否、言い当てられる、そのように言うべき聖地なのだと思っています。

仕事の件で、思うに任せず、悶々とする瞬間がないとは(決して)言えない状況。恒例「大御心」を引いてみたところ、そのことをズバッと見抜かれたような思いが致しました。

日常の吉凶に一喜一憂するべきではないーーー、頭で分かっていても、なかなかに難しい…。

明治神宮にお参りし始めた当初は、若かったせいもあって、その辺りをきちんと受け止めることが出来なかったと思います。ですが、今となっては、明治天皇の御製と昭憲皇太后の御歌にあっては、骨身に染みるくらいのインパクトを感じる瞬間があり、まさに大御心をかたじけなくも誠に有り難く、謹んで頂戴している次第です。

明治神宮の広大な森林は「百年の杜」として、当初から設計されたとお聞きします。人口植林として、当時の最先端の知見を集めて設計されたものなのだと。

因みに写真はアオキの新芽と、そこに開いた小さなお花です。これから本格的に始まる春に向けて、その命を精一杯咲かせようとしています。

明治神宮の百年の杜という小宇宙で、鬱蒼として生い茂る無数の草花。その深い森に育まれる無数の生命。これらが渾然一体となって、参拝する多くの人々を優しく迎えてくれる聖地が、東京のど真ん中にあるとは、まさに「奇跡」であります。

そう、私にとっては、大いなる「まほろば」なのです。

合掌